SBI新生銀行はNECキャピタルソリューションの株式を取得し、顧客基盤を拡大する

SBI新生銀行は12日、NEC系のリース会社であるNECキャピタルソリューションの発行済み株式の約33%を取得し、持ち分法会社にすると発表した。取得額は非開示としている。NECと三井住友ファイナンス&リース(SMFL)から株式を10月上旬に買い取り、筆頭株主となる。顧客基盤を拡大する狙いがある。

NECは今年3月末時点でNECキャピタルの株式37.68%を持つ筆頭株主で、SMFLは24.96%の第2位株主だ。このうちSBI新生銀行はNECが保有する株式の20.04%、SMFLが持つ株式の13.28%を市場外で取得する。NECとSMFLは保有株を完全に売却せず、SBI新生銀行に続く大株主として残る。

あわせてSBI新生銀行と傘下の昭和リース、NECキャピタルの3社で業務提携することでも基本合意した。NECキャピタルはSBI新生銀行グループの顧客基盤を生かし、事業拡大につなげる。具体的な協業内容は今後詰める。

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