三菱UFJ銀行は9月、九州の3店舗で昼休業を導入する。北九州支店(北九州市)、長崎支店(長崎市)、久留米支店(福岡県久留米市)で平日午前11時30分〜午後0時30分の営業をとりやめる。人手不足も背景に、少ない人数で営業を維持できる態勢を整える。
三菱UFJ銀ではこれまで愛知県の店舗で昼休業をもうけていた事例がある。現段階で他地域への拡大は予定していない。地方銀行では新型コロナウイルス禍を機に昼の休業が広がった経緯がある。九州の地方銀行も昼休業を導入しており、来店客に受け入れられやすいと判断したという。
インターネットバンキングの普及で三菱UFJ銀の来店客数は毎年10%程度減少しており、コロナ禍もあり23年度の来店顧客数は19年度比でほぼ半減した。昼休業の導入で交代で休みを取ったり、他拠点から応援の人員を呼んだりする必要がなくなる利点がある。休業の時間中も店舗に設置するATMは利用できる。
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