伊藤忠商事などが事業買収を決めた中古車販売大手ビッグモーター(BM、東京)の新会社を5月1日に発足させる方向で調整していることが17日、分かった。伊藤忠が投資ファンドなどと連携し、保険金不正請求問題で悪化した経営の再建を図る。
会社分割方式でBMの主要事業を新会社に移す。伊藤忠と同社の子会社、投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズの計3社が出資する。分割された元の会社が不正請求問題に対応するとみられる。
伊藤忠は3月にBMの中古車販売事業や整備事業を買収することを発表した。伊藤忠はニッポンレンタカーサービスを傘下に持つ東京センチュリーの筆頭株主で、高級輸入車販売のヤナセ(東京)も抱えるなど自動車事業のノウハウを持つ。BMの再建支援を通じて事業強化につなげたい考えだ。
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