静岡県立美術館と三井住友信託銀行は遺贈協定を結んだ(8日、静岡県庁)

静岡県立美術館(静岡市)と三井住友信託銀行は、相続人以外に故人の財産を寄付する「遺贈」に関する連携協定を結んだ。静岡県による遺贈協定締結は初めて。遺贈制度を広く周知し、県にゆかりの美術品などを後世に残すことを目的とする。

県立美術館は遺贈希望者から相談があった場合、三井住友信託銀を紹介する。同行が遺言の作成や執行を支援する。遺贈制度を周知するためのイベント開催も検討する。寄付金は美術作品の購入費に充てる。

県立美術館の木下直之館長は「コレクションを後世に伝えていくのが使命。連携を通じ美術館を一緒に育てたい」と語った。三井住友信託銀は全国の文化芸術関連施設などと約20件の遺贈連携協定を結んでいる。

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