杉本知事(左奥)は「新幹線が開業し、関東圏から訪れるビジネス客も増えている」と述べた(3日、福井市)

福井銀行は3日、同行本店でデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたセミナーを開いた。主に同行と取引のある県内事業者らが参加し、杉本達治福井県知事も出席した。導入に向けた支援制度も説明し、DXの浸透を促して地元企業の生産性向上を目指す。

同行は5月、福井県や福井県商工会議所連合会などと連携してデジタル活用推進による地域経済の活性化を目指す「ふくいデジタル推進アライアンス」に参画した。今回のセミナーは同アライアンスの活動の一環で、補助金や助成金の仕組みも紹介しつつデジタル化の重要性を訴えた。

イベントには長谷川英一頭取のほか、グループウエアを手がけるサイボウズの青野慶久社長もオンラインで参加した。杉本知事は冒頭の挨拶で「今回のセミナーを活用してDX化をすすめ、経営の改革に役立ててほしい」と述べた。

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