千円札と20米ドル札(ロイター=共同)

 2日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=161円70銭台を付けた。1986年12月以来、37年半ぶりの円安ドル高水準を更新した。米国で共和党のトランプ前大統領が大統領選に勝利するとの見方を支えにインフレ観測が高まり、日米の金利差拡大を見込んだ円売りドル買いが膨らんだ。  市場は、日銀が急ピッチの追加利上げには慎重だとみており、低金利の円を売って高金利で運用に有利なドルを買う取引が優勢だった。  東京市場の午後3時現在は前日比68銭円安ドル高の1ドル=161円69~72銭。ユーロは33銭円安ユーロ高の1ユーロ=173円49~59銭。


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