米ドル紙幣(ロイター=共同)
【ニューヨーク共同】週明け1日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=161円72銭を付け、1986年12月以来37年半ぶりの円安ドル高水準を更新した。米長期金利が上昇傾向となり、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。 欧米外国為替市場の円相場は対ユーロでも下落し、一時1ユーロ=173円68銭と、99年の単一通貨ユーロ導入以来の最安値を付けた。金融政策の正常化に慎重姿勢の日銀と、インフレ対応で高金利政策が長期化している欧米中央銀行との政策の違いを背景に、円安の進行に歯止めがかかっておらず、歴史的な水準で推移している。
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