第四北越フィナンシャルグループ(FG)は1日、グループ総合力のさらなる発揮や生産性向上へ向け本部組織を改正した。新事業の検討・立案・実行を統括する「新事業企画室」を新たに立ち上げ、殖栗道郎社長を委員長に「生産性向上・DX推進委員会」を設けてグループ一体で生産性を高める。傘下の第四北越銀行も顧客の海外事業支援などを担う「海外事業戦略室」を新設した。

組織改正は4月にスタートした2027年3月までの「第三次中期経営計画」に盛り込んだリスクマネジメントの深化など、4つの基本戦略を推進するため実施した。生産性向上・DX推進委員会のメンバーはFG役員のほかに、グループ企業などからも参加する。同委員会の事務局機能を担うなどで、FGに「生産性向上推進室」を新設した。

第四北越銀は営業本部内に「東京営業本部」を新設した。担当者を増員し、新潟県内の顧客企業による東京など首都圏の事業展開を支援するほか、営業店と連携して顧客開拓も進める。海外事業戦略室は顧客の海外販路開拓を支援するほか、海外から新潟への投資を誘致して地域経済の持続的成長を目指す。

企業を狙ったサイバー攻撃などが激しさを増していることから、IT(情報技術)関連のリスク管理をさらに強化するためFGにシステム管理部を新たに設けた。

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