日銀福岡支店長に就任した佐久田健司氏(右)と、前任の大山慎介氏(20日、福岡市中央区)

日銀福岡支店に着任した佐久田健司支店長は20日、就任記者会見を開き、九州・沖縄経済について「半導体関連の投資が非常に活発であることは、九州だけでなく日本全体にとっても大きなテーマだ」と述べた。地域経済の課題がエリアや事業者によって異なることにも触れ、「個々の地域や事業者を多面的にみることが大事だ」と指摘した。

佐久田氏は長野、新潟で勤務経験があり、地方勤務は3度目となる。着任前は金融機関との取引実務を担う本店業務局で審議役を務めており、事務手続きのデジタル化などに取り組んだ。

出身は宮城県で、九州・沖縄には観光や出張を通じて全県に足を運んだことがあるという。趣味については「あえて申し上げれば読書。地域の歴史などその土地でしか手に入らない本を読むことが楽しみだ」と語った。

2023年6月から支店長を務めた大山慎介氏は総務人事局に異動となった。大山氏は約1年間の勤務について「半導体や再開発の設備投資などに支えられ、九州・沖縄経済が元気になるのを目撃できたのは幸せだ」と振り返った。

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