広島信用金庫が18日発表した2024年3月期の単独決算は、税引き利益が前の期比19%減の22億円だった。新型コロナウイルス禍での企業への手厚い公的支援が終了したことなどから、与信関連の費用が増加したことが影響した。金利上昇による有価証券利息収入や、M&A(合併・買収)による手数料収入は好調だ。本業のもうけを示すコア業務純益は8%増の48億円だった。

3月末の預金残高は2%増の1兆6710億円、貸出金残高は微増の1兆608億円だった。金利の低下により貸出金利息は前の期比2%減った。

25年3月期の税引き利益は前期比18%減の18億円を見込む。預金金利の引き上げによる預金利息の負担増や、新入職員の初任給引き上げや若手職員のベアによる人件費の増加を考慮した。

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