イエレン米財務長官(ゲッティ=共同)
【ワシントン共同】イエレン米財務長官は16日の記者会見で、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収について「米国の手に残るべきだとする(バイデン)大統領の見解を受け入れている」として慎重な姿勢を示した。 一方で「大統領は(買収は)安全保障の問題だとは言っていないが、労働者の利益に関わる問題だと言っている」とも指摘した。イエレン氏は、買収について安全保障上の懸念などを審査する米外国投資委員会(CFIUS)を所管している。 日鉄による買収を巡っては、国家経済会議(NEC)のブレイナード委員長が昨年12月の声明で「真剣な精査に値すると(バイデン氏は)考えている」としていた。
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