10日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台後半で取引された。  午前10時現在は前週末比1円43銭円安ドル高の1ドル=156円84~85銭。ユーロは27銭円高ユーロ安の1ユーロ=169円01~08銭。  7日発表の米雇用統計が市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを急がないとの見方が広がった。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識したドル買い円売りの動きが先行した。  市場では「米利下げ観測が後退し、円は売られやすい状況にある」(外為ブローカー)との声があった。


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