【ニューヨーク共同】カナダ銀行(中央銀行)は5日、インフレが鈍化傾向にあるとして、政策金利を5%から0・25%引き下げ4・75%にしたと発表した。利下げは約4年ぶり。4月の前回会合まで6会合連続で据え置いていた。  声明で、最近の消費者物価指数(CPI)などがインフレの緩和を示していると指摘。「金融政策はそれほど抑制的である必要がないという見解で一致した」と説明した。  カナダ銀は根強いインフレに対応するため22年3月から段階的に利上げし、昨年7月の会合で約22年ぶりの高水準となる5%に達していた。  欧州ではスイスの中銀が今年3月、スウェーデンでは5月にそれぞれ利下げした。


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