JAグループ和歌山は4日、和歌山県内の8JAを2025年4月から一つに合併すると発表した。業務を効率化し、経営基盤を強化するのが狙い。実現すれば全国7例目の「1県1JA」となる。  和歌山市で開かれた会合で、各JAが合併契約の調印をした。会合後の記者会見でJA和歌山中央会の次本圭吾会長は、組合員の減少や長引く低金利で経営環境が厳しくなっていると指摘。「重複する機能、業務を集約し、経営基盤確立を図る」と述べた。仕入れ、販売力を強化し、担い手の所得向上を目指す。  各JAの総会での承認を経て、25年4月1日に合併する。組合員数は19万人超(3月時点)。


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