スウェーデンが本拠の投資ファンド大手のEQTは27日、アジアの中堅企業への投資に特化したファンドの資金募集を完了したと発表した。ファンドの規模は16億ドル(約2500億円)で、日本を最重点の投資先の1つに定めた。

既に112億ドル規模を集め、大型案件を対象にするEQTのメインファンドとは別で、補完する役割を見込む。今回は700億〜800億円程度の企業価値を持つところを投資対象に見込む。

インターネットやソフトウエアを手がけるテクノロジー企業、ヘルスケア関連の企業など、成長が見込める業界や技術に着目して資金を投じる。

同ファンドは人事管理のクラウドソフトを手がけるHRBrain(HRブレイン、東京・品川)の買収に先行して資金を拠出した。日本向けには5年程度のうちに追加で2〜3社ほどの案件を想定する。

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