【ロンドン=大西康平】米運用会社ウィズダムツリーは22日、28日に暗号資産(仮想通貨)のビットコインとイーサリアムを運用対象とする上場投資商品(ETP)を英ロンドン証券取引所に初めて上場すると発表した。
英金融行為監督機構(FCA)からの承認を得たとした。金融規制の対象となる運用会社といったプロ投資家に取引を限定し、個人投資家は売買ができない仕組みとする。
FCAは暗号資産の投資商品の上場について「リスクが高い。投資する人は全財産を失う覚悟が必要だ」として個人投資家への販売禁止を強調し、慎重な姿勢をとっていた。
米国では1月、米証券取引委員会(SEC)がビットコインを運用対象とする上場投資信託(ETF)を承認し、取引が始まった。イーサリアムを対象にしたETFが週内に承認されるとの観測も出ている。
ETPは上場して株式と同じように取引所で売買できるほか、実物投資した場合と似た運用リターンを得られる投資商品の総称でETFも含まれる。
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