ワコールホールディングスが15日発表した2024年3月期連結決算は、売上高に当たる売上収益が前期比0・7%減の1872億円、純損益は86億円の赤字だった。赤字は2年連続。赤字幅は前期の16億円から大きく拡大した。国内外で主力商品の下着の販売が低迷した。米国の女性用下着事業からの一部撤退に伴い、減損損失を計上したことなどが影響した。  国内の下着事業では、高価格帯ブランドが堅調に推移した一方で、中価格帯ブランドの販売が苦戦した。米国事業でも一部の取引先で仕入れ抑制が継続して低調だった。  国内事業でブランドの改革や不採算店舗の撤退などを進める方針。


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