岸田文雄首相は10日の経済財政諮問会議で「最近の円安の動きを十分注視しており、政府・日銀は引き続き密接に連携していく」と語った。

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2日に訪問先のパリで記者団の質問を受けた際は「為替相場の動向や介入の有無を含めてコメントは差し控える」と述べるにとどめていたが、表現が変化した。

首相は7日、日銀の植田和男総裁と面会し、経済、物価、金融情勢などに関して意見交換した。

植田氏は面会後、円安について「日銀の政策運営上、十分注視をしていくことを確認した」「基調的な物価上昇率にどういう影響が出てくるかについて注意深くみていくという姿勢だ」と話していた。

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