鳥取県日南町在住の女性が手がけた「ちりめん細工」の作品展が日南町で開かれています。

天秤を担いだ猫。
かわいい魚屋さんです。
月見をするウサギなど温もりを感じられる作品が並びます。
すべて絹糸で丁寧に手縫いしたちりめん細工です。

日南町美術館で開かれているちりめん細工展。
日南町在住の江澤園生さん、91歳の作品113点が展示されています。

江澤さんは35年前に読んだ本をきっかけに、独学で「ちりめん細工」作りを始めました。

作家・江澤園生さん:
「作ることが楽しかった。針を持っているときが気分が落ち着いて、いつの間にか、こんなに増やしてしまいました」

ちりめん細工の歴史は江戸時代までさかのぼり、着物を裁った後の端切れを利用して小さな袋や人形などが作られたことから始まる伝統手芸です。

こちらの作品は「端午」こいのぼりや金太郎、兜など端午の節句にちなんだちりめんを糸でつなげた吊るし飾りです。

作家・江澤園生さん:
「針を運んで、いるうちに作品が出来上がると自分で本当に楽しくて楽しんでみてもらえれば」

日南町美術館・浅田裕子館長:
「60歳を前にして独学で始められて私もまだまだ出来るんじゃないかな、創作の意欲、元気を、もらって頂ければと思います」

この作品展は、5月12日まで日南町美術館で開かれています。

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