佐賀県有田町で29日から「有田陶器市」が始まりました。
雨の中でのスタートとなりましたが、早朝から大勢の焼き物ファンで賑わいました。
4キロほどのメインの通りには約400店舗が軒を連ね、オリジナルの陶器などを販売しています。
◆訪れた人
「前から来たかったけど、きょう初めて来て、とっても楽しい。雨が降ってなかったらもっとよかった」
◆訪れた人
「奥さんが品物を見定め中なのでずっと待っています。1時間ちょっと経ちます」
◆訪れた人
「お重箱を買おうと思っている。一気にいろんな窯元を比較検討できるので、非常に貴重な機会」
120回目となる今年の有田陶器市。
ここ数年は世代交代も進み、いま、デザインや陶器そのものにも変化が起きています。
◆ディレクター
「一番人気の商品は、こちらの人形なんですが、実はこれ風鈴にもなっているんです」
有田焼の新しい可能性を探りながら生活に彩りを添える「有田 文翔窯」。
店内の9割が雑貨などで、スプーンやフォークの柄が有田焼で作られているものや、マスキングテープ専用のカッター、観葉植物を入れる器なども販売しています。
◆ディレクター
「ヘアアクセサリーやブローチも有田焼なんです。店内かわいらしい商品が並んでいるんですが、見渡す限り食器類はありません」
アクセサリーなどの雑貨を有田焼で制作している「cocosara(ここさら)」。
◆訪れた人
「新しい、かわいい」
◆訪れた人
「若い人向けのデザインとかもいろいろあって楽しい」
◆訪れた人
「唯一無二の商品。形一つとってもいろいろ個性がでるので選んでいても楽しい」
実家の窯元で器作りを手伝っていた代表が7年ほど前に独立し、有田焼を生かしたピアスや着物の帯留めなどを作っています。
◆cocosara 金氏絵梨奈 代表
「有田焼は400年の伝統がある。少しでも若い世代に気軽に身近に触れる場が出てくればと思っている」
続いては、インスタグラムのフォロワーが5.3万人とSNSでも大人気の店舗が「西富陶磁器」。
◆訪れた人
「ネットでインスタグラムで見てきた。新しい感じと現代風なところがいいなと思う」
◆西富陶磁器 西山美春さん
「30~40代の人が家で使いたいと思うようなものを揃えるようにしています」
普段はネットショップでのみ販売を行っているため、この「陶器市」が手に取って選べる特別な機会となっています。
◆有田商工会議所 川原耕洋さん
「洗練されているお店も増えてきた。お客さんも年配の方から若いファミリー層まで、幅広く楽しんでいただいています」
伝統的な陶器だけでなく新しい商品にも出会える「有田陶器市」は、5月5日まで開かれています。
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