文化庁は2025年1月18日から奈良県明日香村のキトラ古墳石室の北壁「玄武」と、高松塚古墳の西壁・女子群像などの国宝壁画を一般公開する。玄武は北の守り神・亀で、冬の象徴。蛇が回りを取り囲む図柄で、巳(み)年の25年に人気を集めそうだ。キトラ・高松塚とも入場無料で事前申込制。10~15日に1次募集する。
キトラ石室には東西南北の守り神・四神と、十二支像が描かれている。今回公開する北壁には、玄武のほかに「亥(い)」「子(ね)」「丑(うし)」の三つの十二支像も描かれており、同時に見学できる。
キトラ壁画は2月16日まで(1月29日、2月10日は閉室)、「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」(同村阿部山)で、高松塚壁画は1月24日まで国宝高松塚古墳壁画仮設修理施設(同村平田)で公開。いずれも1次募集は公式サイトか往復はがき(15日消印有効)で受け付ける(応募多数の場合は抽選)。
問い合わせは各事務局(キトラ=06・6281・3060、高松塚=06・6281・3040)へ。【皆木成実】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。