ブリトニー・スピアーズ(2019年7月、ロサンゼルス) Kathy Hutchins-Shutterstock
<12月2日に43歳の誕生日を迎えたブリトニー・スピアーズ。「パパラッチが嫌でメキシコに移住した」という動画が話題を呼ぶなか、「5歳になったので幼稚園に行かなければ」とも発言し、ネット上ではメンタル状態を心配する声も上がっている>
1990年代末から2000年代にかけて絶大な人気を博した歌手ブリトニー・スピアーズが、「パパラッチから逃れるためメキシコに移住した」と告白する動画をインスタグラムに投稿し、波紋を広げている。動画を投稿する直前にグリル用着火ライターにキスをしながらプライベートジェット機に乗り込む姿がパパラッチされ、「奇行が再び?」と心配の声が上がっていた矢先のことだった。
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12月2日に43歳の誕生日を迎えたブリトニーはこの日、昨年8月に離婚を申請したモデルで俳優のサム・アスガリとの離婚が成立し、法的に晴れてシングルに戻った。そしてその当日、ブリトニーは機内への持ち込みが禁じられているライターを手にプライベートジェット機に乗り込む姿がパパラッチされた。
白いトレンチコートにサングラス、つば広帽子をかぶり、まるで棒付きキャンディーをなめているかのように着火ライターを口元に寄せながら歩く姿が写真に撮られたブリトニーは、誕生日と離婚成立を祝うためメキシコにバカンスに出かけたものと思われていた。
しかし、到着後に「パパラッチがなぜ私の顔が白いジェイソン(映画『13日の金曜日』シリーズに登場する殺人鬼)のマスクをかぶっているように見える写真を撮るのか分からない。私じゃないみたい」と話す動画を連投。自身の青白い顔をジェイソンのマスクにたとえ、パパラッチを非難した。
続く動画でも「自分は完璧ではないのは分かっている」と話しながら同様のコメントをし、「私を描写する方法はいつも信じられないくらい残酷」と述べ、それが理由でメキシコに移住したと告白。突然のメキシコ移住宣言でネットは大荒れとなり、「メキシコにはパパラッチがいないと本気で思っているの?」「越境してパパラッチもやってくるから、現状は変わらない」など批判が殺到している。
ちなみに、最初の動画では「今日は私の誕生日。42歳になるのではない。5歳になったので、明日から幼稚園に行かなければならない」とも発言し、「大丈夫?」「精神科に行った方がいいと思う」などメンタル面を心配する声も上がっている。
また、「なぜライターを手に持っていたのか分からない。たぶん、友人がたまたま私に渡したんだと思う」と釈明もしているが、過去に消し忘れたキャンドルの火が原因で自宅内のジムが全焼する火事を起こしているほか、今年初めには寝室の暖炉に火をつけようとした際に炎が顔に吹き上がり、眉毛とまつげを焦がしたことを明かしていただけに、「専門家の助けを借りない限り、彼女は普通の生活には戻れないと思う」などのコメントも寄せられている。
突如飛び出したメキシコ移住発言がメディアやネットを騒がせる中、関係者は「数日間、メキシコでバカンスを楽しむ予定で来ただけ。移住の予定はない」と話しており、ジョークだった可能性が高い。
真意は不明ながら、一連の投稿の後は吹っ切れたように真っ赤なビキニの上に黒いレースのトップスとブーツを纏った姿で、激しく髪を振り乱しながらエモーショナルに踊る動画を連投。「何がしたいのか分からない」とファンを困惑させている。
ティーンのアイドルとして一世を風靡したブリトニーは、その後はお騒がせセレブとして連日メディアを騒がせ、度重なる奇行や3度の離婚など波乱万丈な人生を歩んできただけに、精神状態の悪化を危惧するファンも多い。メキシコでしばらく暮らすのか、リフレッシュした後は何事もなかったかのように帰国するのか、注目される。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
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