中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」の検索ワードランキングでは一時、中山美穂さんの死去がトップになった=2024年12月6日午後6時6分、岡崎英遠撮影

 俳優の中山美穂さんの死去について、中国メディアも日本の報道を引用する形で次々と速報した。中国紙「瀟湘晨報」(電子版)は「女優としての生涯は輝きと起伏に満ちており、その卓越した才能とたゆまぬ努力により、日本の芸能界に偉大な足跡を残した」と悼んだ。

 中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」の検索ワードランキングでも、中山さんの死去が一時トップとなった。ソーシャルメディア上には「あまりにも突然すぎる」「私たちの青春の人が逝ってしまった」といった追悼の投稿が相次いだ。

 中山さんが主演した映画「Love Letter」(岩井俊二監督、1995年公開)は、中国で99年に「情書」というタイトルで上映され、大ヒットした。ソーシャルメディア上には映画の舞台となった北海道小樽市などの写真が投稿され、「この映画を観(み)て、どれほど多くの中国人が北海道に憧れたことか」「北海道に行くので、久しぶりにこの映画を観たばかりだった。さようなら藤井樹(映画の主人公名)」などと映画にちなんだコメントも数多く書き込まれた。【北京・岡崎英遠】

中山美穂さんの主な作品(右側は発表年)

【シングル】

「ツイてるねノッてるね」1986年▽「Witches」88年▽「愛してるっていわない!」90年▽「世界中の誰よりきっと」92年▽「幸せになるために」93年▽「ただ泣きたくなるの」94年

【テレビドラマ】(かっこ内は放送局)

「毎度おさわがせします」(TBS)85年▽「ママはアイドル!」(TBS)87年▽「君の瞳に恋してる!」(フジテレビ)89年▽「信長 KING OF ZIPANGU」(NHK)92年▽「眠れる森」(フジテレビ)98年▽「黄昏流星群 人生折り返し、恋をした」(フジテレビ)2018年

【映画】

「ビー・バップ・ハイスクール」1985年▽「波の数だけ抱きしめて」91年▽「Love Letter」95年▽「東京日和」97年▽「サヨナライツカ」2010年▽「ラストレター」20年

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