新関西将棋会館のこけら落としとなる公式戦で対局する豊島将之九段(右)と稲葉陽八段=3日午前、大阪府高槻市

 大阪市から大阪府高槻市に移転した新関西将棋会館で、こけら落としとなる公式戦が3日に指された。真新しい対局場では、第83期名人戦A級順位戦の豊島将之九段(34)―稲葉陽八段(36)戦のほか、順位戦C級1組や女流棋戦の清麗戦予選が行われた。

 関西将棋会館は老朽化のため、日本将棋連盟創立100周年に合わせて移転。旧会館では11月28日に谷川浩司17世名人(62)らが対局し、名勝負を繰り広げた対局場への別れを惜しんだ。

 完成した新会館には公式戦を行う対局室が全7室あり、その中にいす対局室も設けた。将棋道場なども3日にオープンした。(共同通信)

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