一力遼天元

 囲碁の第50期天元戦5番勝負の第4局は28日、兵庫県洲本市で打たれ、一力遼天元(27)=棋聖・名人・本因坊との四冠=が123手で挑戦者の芝野虎丸九段(25)に黒番中押し勝ちし、対戦成績3勝1敗で天元初防衛、四冠を堅持した。天元位は2期連続、通算3期目。

 一力天元は今年、棋聖と本因坊を防衛。9月には応氏杯を制し、日本勢として19年ぶりに主要国際棋戦の頂点に立った。その後、名人を奪取し自身初の四冠に。さらに、この天元戦でも防衛に成功し、年内の挑戦手合を終えた。

 芝野九段は天元初挑戦での初獲得とはならなかった。(共同通信)

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