16世紀にローマ教皇に謁見した「天正遣欧少年使節」を多くの人に知ってもらおうと、歴史研究者などがヨーロッパを巡っています。
ヨーロッパ訪問を前に、県庁で会見を開いたのは歴史研究者など20人で作る「長崎令和使節団」です。
長崎令和使節団(日本二十六聖人記念館館長)デ・ルカ・レンゾさん
「(長崎の)世界遺産のことも潜伏キリシタンのことも(海外の人は)あまり知らない。興味を持ってもらえれば」
「天正遣欧少年使節」は1582年、キリシタン大名の大村純忠や有馬晴信によってローマへ派遣された少年4人を中心とした使節団です。
「令和使節団」は、この史実を広めようとスペインやポルトガルの大使館訪問に加えて、11月30日には少年使節も謁見したローマ教皇に会うということです。
稲富裕和 団長
「(ヨーロッパの人が)日本人を知ったのは天正遣欧少年使節がきっかけ。それを知ってほしいと思う。長崎の文化でもある」
使節団は 帰国後、訪問の記録をまとめた書籍を出版し、長崎でも少年使節の史実を広めたいとしています。
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