永平寺町にある酒蔵観光施設「ESHIKOTO」に隣接する敷地に、宿泊施設を備えたレストラン、オーベルジュが26日開業します。オープンを前に25日、報道陣にお披露目されました。
永平寺町の九頭竜川を望むオーベルジュ「歓宿縁 ESHIKOTO」は、東京の前田建設と施設の運営を担う東京のアクアイグニス、永平寺町の石田屋二左衛門の三者が2021年に設計と施工を始め、約3年半かけて完成させました。
総敷地面積は約1万8000平方メートル、総事業費は約12億5千万円で、このうち県が最大2億5000万円を助成しています。
宿泊施設は一棟貸しのヴィラ8棟で、3タイプの部屋が用意されています。部屋の中には畳のスペースがあり、和の雰囲気を取り入れた開放的な空間となっていて、温かな光に包まれながら、永平寺の景色を一望することができます。また、広々とした窓からは九頭竜川や山並みを望み、季節の移ろいを感じることができます。
調度品には越前焼や越前箪笥、扉や壁には越前和紙があしらわれ、福井の伝統工芸が散りばめられています。また、全ての部屋には半露天風呂もが備えられています。
食事は、福井市のミシュラン1つ星の和食店が手がけ、越前がにや天然のアユ、精進料理など、福井の名物と地酒を合わせてもてなします。
アクアイグニスの立花哲也代表取締役は「冬はカニ、夏は九頭竜川のアユ。素晴らしい食材と風景、そして新幹線が通ったということで、楽しんでもらう絶好の機会だと思うので非常に期待している」と話します。
また、石田屋二左衛門の水野直人代表取締役は「食を楽しんでもらうのがオーベルジュだと思うので、福井の素晴らしい食を体験してもらい、驚きを感じてほしい。この北陸の地・福井を楽しんでもらえるように、これから積極的に発信したい」と意欲を語りました。
オーベルジュ「歓宿縁 ESHIKOTO」は26日から利用することができ、1泊2食付きで1人あたり7万円からです。(※2名1室利用の場合)
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