福井市の一乗谷朝倉氏遺跡博物館では、戦国大名朝倉氏の武士の威厳などをテーマにした特別展が開かれていて、26日からは第2弾として、武士にとって欠かすことができない「馬」に注目した展示が始まりました。
一乗谷朝倉氏遺跡博物館では、北陸新幹線県内開業を記念して、戦乱の時代に花開いた朝倉文化の輝きを、春から夏にかけて3部作で紹介します。26日は、その第2弾となる企画展「馬駆ける戦国の庭」の開幕セレモニーが行われました。
戦国大名の権力のシンボルであり、生きる宝ともいわれるウマやタカに注目し、約39点が展示されています。
江戸時代前期に描かれた「犬追物図屏風(いぬおうものずびょうぶ)」は、ウマに乗りイヌを的に、弓で射る競技を屏風に表しています。この屏風は直接朝倉氏に関りはないものの、朝倉氏の歴史を記した軍記物語「朝倉始末記(あさくらしまつき)」にかかれた犬追物(いぬおうもの)に最も近いとされています。
この企画展は、一乗谷朝倉氏遺跡博物館で5月26日まで開かれていて、夏休み中には蹴鞠(けまり)をテーマに第3弾の展示も行われます。
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