古代米の一種で神前に供えられる赤米の稲刈りが11月6日、総社市で行われ、2024年も総社赤米大使で歌手の相川七瀬さんが小学生と一緒に稲刈りをしました。

子供たちが一生懸命刈り取っているのは古代米の一種赤米です。総社市新本の本庄国司神社では、伝統文化を継承するため毎年、「神田」と呼ばれる1.8アールの田んぼで赤米を栽培しています。

神社に供えるための赤米を栽培しているのは、総社市など全国で3カ所だけとなっています。2024年も総社赤米大使で歌手の相川七瀬さんが参加して、新本小学校の5年生、13人と一緒に赤米の稲刈りを行いました。

子供たちは、ぬかるんだ田んぼに足をとられ泥だらけになりながらも、手際よく稲を刈り取っていきました。

(参加した小学生は)
「ちょっと泥んこまみれになったけど楽しかった」
「土がぬかるんでいて歩くのが大変だったけどこの伝統を受け継いでいくことができて良かった」

(総社赤米大使 相川七瀬さん)
「(赤米の文化は)子供と大人が分かち合う時間として伝承されていくべきだと思うので、地域の結びつきをもっと強くしていくというのがこれからの課題だと思う」

収穫された赤米は神前に供えられ、12月15日に行われる霜月祭りで甘酒にして振舞われるということです。

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