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<王室復帰の道を画策していると言われているヘンリー王子だが、最後の公務について語る動画が改めて話題に>

王室復帰の道を画策していると言われているヘンリー王子だが、最後の公務でのウィリアム王子(当時)やチャールズ皇太子(当時)を含む王室メンバーたちを「冷たく感じた」と語った映像が今、再び話題となっている。

「2020年のコモンウェルスデーで、家族から受けた冷たさについて話すヘンリー王子とメーガン」と題された動画は、2022年12月にNetflixで公開されたドキュメンタリー「ハリー&メーガン」の中で語られたもので27万回以上視聴され、7000以上の「いいね」がついている。

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2020年1月に王室を離れることを電撃発表し、同年3月にウェストミンスター寺院で行われたコモンウェルスデー礼拝が最後の公務となったヘンリー王子とメーガン妃。その劇的な瞬間を振り返るインタビューで次のように語っている。

メーガン妃が「初めて公の場で他の家族を見たのがウェストミンスター寺院でした」と語る場面から始まり、「家族に会うのは緊張しました」と次のようにヘンリー王子は続ける。

「まるで昼ドラの中に生きている感覚でした。家族とは本当に距離を感じました。彼らはどう見られるかが重要で、実際の感情は重要視されていません。見た目も冷たく、心も冷たいものでした」

イギリス人作家ロバート・レイシーが2020年に刊行した著書『兄弟の戦い(Battle of Brothers)』には、最後の公務でヘンリー王子の顔が緊張していて笑顔がなかったこと、そしてウィリアム王子が近くに座ったときに兄弟間のコミュニケーションがほぼ皆無であったことが記されている。

「式典の間、メーガン妃はテレビ向けにベストスマイルを見せていたが、式が進むにつれて、ヘンリー王子は次第に暗い表情になっていった」

「彼[ヘンリー王子]のまばたきが急激に増え、涙を堪えているようにも見えた」とも描かれている。

今回話題になっている映像はヘンリー王子がウィリアム王子と喧嘩し、ケンジントン宮殿内のオフィスを分け、ヘンリー王子とメーガン妃はバッキンガム宮殿内に新事務所を開設した後について、次のように言及して締めくくっている。


 

「反応は予想通りでした。市民はあきれ、ジャーナリストたちは騒ぎました。しかし、一番がっかりしたのは家族からの反応でした。沈黙したことです。

公には何も言わず、私に対しても何も言いませんでした。父からも祖母からも、何の連絡もありませんでした。メグと私に起きた出来事を取り巻く沈黙について、深く考えさせられました。

全て偽りだったのか? ただの見せ物だったのか? 最も新しいメンバーで初のバイレイシャル[2つの人種にルーツを持つ]メンバーを皆で支えることができないのであれば、私たちは一体何者だったのでしょう?

それは本当の立憲君主制だったのでしょうか? 本当の家族だったのでしょうか? 互いを守ることは、どんな家族においても一番大事なルールではないでしょうか?」

しかし、イギリス王室側は夫妻を支えるための最高のチームを準備していたにもかかわらず、メーガン妃が結婚当初から「不幸なプリンセス」のシナリオに心を奪われていたため、事あるごとに心の病や人種問題にすり替えられ、「私を見捨てた」と指摘できる状況にもっていったという。

そして、「不幸なプリンセス」を自任するメーガン妃の訴えにヘンリー王子が同調していたことをタイムズ紙のヴァレンタイン・ロウ記者は著書『廷臣たちの英国王室──王冠を支える影の力』(邦訳、作品社)で指摘している。

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