日本将棋連盟は25日、東京都台東区で26日に予定されていた第4期白玲戦七番勝負第6局(ヒューリック主催)について、挑戦者の福間香奈清麗(32)から体調不良で対局困難との申し出があり、福間清麗の不戦敗としたと発表した。西山朋佳白玲(29)が4勝2敗で防衛が決まった。将棋連盟によると、タイトル戦が不戦勝で決着するのは初という。福間清麗は12月に出産を控えており、第5局も体調不良で不戦敗した。
白玲戦は次期の挑戦者を決める女流順位戦が既に始まっている。将棋連盟は「今後の棋戦進行スケジュールの都合上、これ以上の延期が難しい状況にあり、慎重に検討し、この判断に至った」と説明している。
福間清麗は11月17日から2025年2月12日まで休場する。女流王座戦五番勝負は10月23日の第1局を制し、第2局は休場明けに行われる。女流王将戦三番勝負は第1局で先勝したものの第2局を不戦敗し、29日に第3局が予定されているほか、倉敷藤花戦三番勝負が11月5~11日に組まれている。【丸山進】
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