子供の健やかな成長を願い作られている色鮮やかな佐賀錦の五月人形が、佐賀市の旧福田家で展示、販売されています。

展示されているのは、手織り佐賀錦の兜やこいのぼりなど約30点です。
佐賀錦は、金や銀、漆を貼って細く切った和紙をたて糸にし、染色した絹の糸をよこ糸にしてひとつひとつ職人が織っています。

【リポート・戸川真夢】
「鮮やかで繊細な佐賀錦の五月人形、なかには手のひらサイズのものもあります」

豊富な色の組み合わせが特徴で、小ぶりながらも華やかで存在感のある作品になっています。
佐賀錦振興協議会の松本美紀子会長自ら手掛けたこの作品は、兜の前面についた角のような鍬形の部分まで佐賀錦で作られており、金属とは違うやわらかさやあたたかさがあります。

【松本美紀子会長】
「ひとつひとつ違って、美しさも感じ方も違うと思うけど自分に合ったものを見て、楽しんで頂けたらと思う」

展示、販売は5月5日のこどもの日まで行われています。

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