伝統工芸を手掛ける岡山県在住のベテラン作家の作品を一堂に集めた展覧会が岡山市のデパートで10月23日から始まりました。

岡山市の天満屋岡山店で23日から始まった展覧会、「工藝に生きる者たち」。陶芸や木工、漆芸など各分野で70歳を超えてなお第一線で活躍する24人の作家が「自分を象徴する作品」を出品しています。

人間国宝の備前焼作家、伊勢崎淳さんの作品は、11日間穴窯で焼きしめた縦長の花器です。人の体をモチーフに、下側を両脚に見立て、上側はシンプルに表現しています。

また、今回唯一の七宝作家、岩本文子さんの作品は、『アセビ』というつぼのような形で鈴なりになって咲く花の清楚で可憐な雰囲気を描いています。

(会を発案した漆芸家 塩津容子さん)
「年齢を重ねるとだんだん(外に)出づらくなる。みんな元気にやっているかな、声と顔を見たいなと(展覧会を)やりたかった。どういう思いで描いたのか、どういう思いで作ったのか、それを感じてくれたらいいなと思う」

この展覧会は岡山市北区の天満屋岡山店で10月28日まで開かれています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。