創立1999年の福井県内で最も歴史のあるフラダンススクールが20日、福井市内で発表会を開きます。本番が直前にせまり、練習に熱が入る生徒たちの姿を通して、フラダンスの魅力を取材しました。
フラダンスは、当時文字を持たなかったハワイの人々が、歴史や起こった出来事などを自分の大切な人に届けるために、曲に合わせて踊りや表情で伝える伝統的な総合芸術です。
フラダンススクール「フクイ・アロハレイ・フラ・スタジオ」では、3歳から92歳まで、幅広い年齢層の200人以上が所属しています。しなやかに、にこやかに体を動かす生徒たちの姿が常夏を思わせます。
「波ですね。波の高さはどこですか?肩ですね。」と指導をするのはフラダンス歴20年の増田理紗さんです。
ゆったりとした動きで簡単なようにも見えますが―
何度も手を動かしていると「やばい!!」と声を上げる生徒たち。なかなか難しいようです。
そこで、福山千奈アナウンサーが実際にフラダンスの衣装に着替えて、フラダンスに挑戦してみることに。
初挑戦の福山アナがポイントを尋ねると「自信をもって笑顔を忘れないことです。上にあげて波を遠くに遠くに。海の境界線をイメージする」とマンツーマンで指導してくれました」
福山アナが挑戦したのは波のうねりを表現するハンドモーションの1つで、習得には時間がかかるようです。バレエやピアノの経験がある福山アナですが…「なめらかに関節を動かすのがすごく難しい」と根をあげました。
生徒たちは先生の動きを確かめながら、何度も練習を繰り返します。
増田さんはフラダンスに込められた思いについて「フラダンスの曲は愛する誰か大事なふるさと、それを後世に伝えるために作られたものがほとんどなので、大事なお手紙を誰かに歌っているという感じ」と語ります。
20日に行われる発表会に向け、練習も最終段階。細かい手の動きや足の運び、立ち位置などを確認していました。
生徒は「仲間たちと一緒に色んな曲を覚えて踊れるのがいい。そして何よりもみんなで楽しく踊りたい」「みなさんに笑顔でフラを届けられるように頑張る」と意気込んでいます。
発表会は20日にアオッサ8階の福井県民ホールで開かれ、本場ハワイで活躍するプロのダンサーを招いた特別なショーも予定されています。
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