長崎市内各地では秋祭りの「郷くんち」が行われています。

そのうち「矢上くんち」は17日に2つの地区が奉納踊を披露し、多くの見物人を魅了しました。

長崎市矢上地区にある矢上神社では朝から境内にシャギリの音が響き渡りました。

「矢上くんち」は毎年10月17日に行われ、地元の8つ地区のうち2つの地区が4年に1度、演し物を奉納しています。

第1番の馬場地区は雨乞いや五穀豊穣、地域の人の幸せを願う「馬場本浮立」です。

月のような形をした飾りを頭に付け、太鼓を叩きながら勇壮に踊る「月の輪」と呼ばれる舞などを披露しました。

馬場本浮立(月の輪)野田耕平さん
「きちんと大きな音を出して奉納できたので完璧だと思います、自分なりにも100点だと思う」

矢上町の「コッコデショ」です。

総勢44人の担手が力強い掛け声と太鼓に合わせて太鼓山を豪快に天高く舞い上げました。

担手 最年長の西橋良司さん(60)
「60歳になった自分を出してもらえたので、最高な気持ちで最高な演技ができたと思う」「今年、若い人がいっぱい入ってくれてメンバーが入れ替わったので、若返った分パワーも出て高く上がった、次からは若い人たちが伝統を引き継いでもらいたい」

見物人
「投げてから片手で持つのがすごかった」「声を出す、上がりもすごくしっかり上がっていた、力強かった」

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