約400年前に起きた島原・天草一揆の犠牲者を追悼する「原城聖マリア観音ホール」の落成式が南島原市で行われ、多くの人が完成を祝いました。

南島原市南有馬町の「原城聖マリア観音ホール」です。

建物の中には樹齢300年のクスノキで作られた高さ9.65メートルのマリア観音像があります。

島原・天草一揆の犠牲者を追悼しようと神奈川県在住の親松英治さん(90)が彫刻家としての集大成にと40年もの歳月をかけて1人で彫り続けました。

ホールの落成式には施設の整備を進めてきた「南島原世界遺産市民の会」の関係者など約80人が出席しました。

式典では「原城聖マリア観音」を制作した親松さんと土地を寄贈した川口廣光さんに感謝状が贈られました。

彫刻家 親松英治さん
「宗派を超えて、善悪、宗派、恩讐を越えて優しさを感じてほしい」

南島原世界遺産市民の会 石川嘉則 代表理事
「平和に感謝しながら見物、そしてお祈りをしていただければと思っております」

ホールは17日にグランドオープンします。

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