鳥取、兵庫、京都にまたがる山陰海岸世界ジオパークについて、ユネスコから再認定されたことが分かりました。

山陰海岸世界ジオパークは、世界的に貴重な地形や地質を残す自然公園として2010年に認定され、その後も4年ごとにユネスコの審査を受けて再認定される必要があります。
しかし2022年の審査で、兵庫県の玄武洞近くの店で鉱物を販売していたことなどが問題視され、2年間の「条件付き再認定」となっていました。
そして2024年に再認定の審査を受けた際には、問題視されていた鉱物の販売についてなど山陰海岸ジオパーク側で改善点を示していました。

こうした中、ユネスコが11日に審査の結果を公表し、再認定されたことが分かりました。
鳥取県の平井知事は、「世界ジオパーク完全認定の『グリーン』評価獲得が叶い、悲願成就に喜びが弾けた。おととしの『イエロー』評価での世界ジオパーク陥落危機を乗り越えるべく、圏域一体となり2年にわたる対策を進めた賜物だ。これをバネに、山陰海岸の雄大な自然を守り育てるジオパーク運動を展開していく決意だ」などとのコメントを発表しました。

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