「ちびまる子ちゃん」の主人公、まる子 (C)さくらプロダクション/日本アニメーション

人気アニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)で、3月4日に63歳で急逝したTARAKOさんに代わり菊池こころが演じる主人公のまる子が、21日から登場する。2代目まる子デビュー作のタイトルは「『プロ野球開幕‼』の巻」。デビューを前にした菊池の一問一答は次の通り。

――今回まる子役に決定した際の気持ちは

「マネジャーから電話で〝決まったよ〟と言われ、〝え〟と発したあとは何を話したのかほとんど覚えていないくらい驚きました。うれしい…緊張、安堵、不安、何だかよく分からない複雑な感情で頭がいっぱいになりました」

――アニメ「ちびまる子ちゃん」に持っているイメージは

声優の菊池こころ

「日曜の夕方18時にテレビをつけると、いつものキャラクターたちがそこにいてくれてホッとします。小学3年生の何てことのない日常のお話なのに毎回面白くて、老若男女に親しまれているすごい作品だなと思います。それも30年以上…。合間に入るナレーションも顔のタテ線も今ではおなじみですが、改めて思うととても斬新ですよね。それと、まるちゃんの服が〝顔Tシャツ〟に変わると夏の訪れを感じます」

――今後の意気込みを

「放送開始から毎週観ている大好きな『ちびまる子ちゃん』。今から6年前に一度だけ〝まる子〟の現場に呼んでいただいたことがありました。キャスト・スタッフの皆さんが明るく楽しく収録に臨んでいて、その明るさの中心にはTARAKOさんがいました。ごあいさつにうかがったら笑顔で対応してくださり、共演者のアドリブには笑ってつっこみを入れて、アフレコ中ずっと楽しそうにニコニコされていました。その日から『ちびまる子ちゃん』がもっともっと大好きになりました。

TARAKOさんが大事に演じ続けてきた〝まる子〟。正直怖い気持ちもありますが、『ちびまる子ちゃん』が大好きだというこの気持ちを大切にして一所懸命努めます。しばらくは耳慣れないと思いますが、どうか長い目で見守っていただけたらとても心強いです。よろしくお願いいたします」

「『プロ野球開幕‼』の巻」あらすじ

プロ野球が開幕すると、父ヒロシはうきうき。一方、テレビのチャンネルを野球に変えられてしまうため、まる子と友蔵はおもしろくない。チャンネルを譲ってもらうために友蔵と一芝居うつも、野球に夢中のヒロシには相手にしてもらえず…。

「ちびまる子ちゃん」

フジテレビ系 毎週(日)午後6:00~6:30

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