鳥取県境港市の小学校で、児童たちが栽培に取り組んでいる「伯州綿」の茎を使った紙すきに挑戦しました。
紙すきに挑戦したのは、境港市の渡小学校の3年生約50人です。授業の一環で、地域の人たちと一緒に地元の伝統作物「伯州綿」の栽培に取り組んでいます。3日は、繊維を取り出すため、綿花を取ったあとに残る茎の部分も有効活用できることを知ってもらおうと、児童たちが茎を使って紙すきに挑戦しました。細かく砕かれた伯州綿の茎と和紙の原料のこうぞや水、のりなどを混ぜて「すき舟」に流したあと、児童たちが厚みが均等になるよう気を付けながら、紙をすいていきました。
児童:
「楽しかった」
児童:
「手とがべとべとになったけど楽しかった」
児童:
「私は折り紙みたいにしっかり折って遊びたい」
児童:
「うちわを作りたいです」
境港市農政課・阿部季衣さん:
「伯州綿の歴史から学びますけど、捨てる茎の部分まで大事にして、紙として使ってもらうことを学んでもらえたら」
すき上がった紙は、数日かけて乾燥させたあと、工作など児童たちの作品づくりに使われるということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。