酒田市の文化施設でいま、「山野」の自然を感じることが出来る作品展が開かれている。

酒田市の松山文化伝承館で開かれている企画展「山野に営む」は、酒田市や朝日町にある3つの工房が、故郷の山の恵みから原料やインスピレーションを得て作った作品などが展示されている。
約100点の展示品の中には、草木染が施された金属の工芸品やミツバチの巣を使った蜜蝋キャンドルなどもあり、山形の自然の豊かさを感じることが出来る。
また、酒田市の工房は青苧(あおそ)と呼ばれるイラクサ科の植物「からむし」を使った工芸品を約60点展示している。
刈り取りから繊維の取り出し、糸づくりまでを全て手作業で行っていて、こちらの着物は完成までに丸1年をかけた力作だ。

(からむし工房・今野志美子さん)
「昔の原点、こういうものがあったから今がある。今は簡単にお金を出せばなんでも買えるが、そういう原点があったことを忘れて欲しくない」

この「山野に営む」展は10月6日までで、週末には職人などによるワークショップも開かれている。

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