アニメやゲームで世界的に人気を集めるポケットモンスター、通称・ポケモンと日本の伝統工芸を融合させた作品展が静岡県熱海市の美術館で開かれています。

世界的に人気があるポケモン。

このポケモンをモチーフに陶磁器や彫金それに象嵌や織物といった日本の伝統技術を生かした工芸品が誕生しました。

人間国宝から若手まで20人の作家が表情豊かなポケモンを表現しています。

吉田泰一郎さんの「ブースター」は彫金の技法で膨大な金属パーツを使用し、桝本佳子さんの「リザードン/信楽壷」は信楽焼で表現しています。

また、須藤玲子さんはピカチュウの楽しそうな「ピカチュウたちの森」を制作しました。

無数のポケモンが描かれているこちらの茶道具の「香合」は人間国宝の桂盛仁さんが彫金と象嵌の技術で作り上げました。

人間国宝(彫金)・桂盛仁さん:
まさか自分がこんなの作ると思ってなかった。でも作っているうちに楽しくなりましたね。ですから、若い人がひきつけられて見るってことがすごくわかりました。自分自身がこの歳なんですけどマンガは見ませんけどね、楽しんでいます

様々な工芸技法で表現されたポケモンたち。見学した人たちは…

来場者:
日本が生んだポケモンと伝統工芸のコラボで、すごいマッチしてるんだな、新鮮でびっくりしましたね

来場者:
工芸って難しい・堅苦しいかなって思ってたけどアニメとまた違う良さがあると言うか、本物に触れるじゃないけど、子供にこれを見させられてよかったなっていう感じがします

会場には和服を着たピカチュウも登場。子供たちの人気を集めていました。

この展示会は9月9日まで熱海市のMOA美術館で開催されています。

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