障害者の独自の感性や想像力から生まれたコンテンツを障害者の自立支援につなげるプロジェクトから生まれたアート作品が23日、松江市でお披露目されました。

松江市でお披露目された、虹とフルーツをモチーフにしたカラフルなイラスト。山陰在住の8人の障害者が描きました。アートを通じて障害者の自立支援を目指すバディアートプロジェクトから生まれました。

バディアートプロジェクトは、障害者の独自の感性や想像力と、クリエイターのアイデアをつないで新しいコンテンツを作り出す取り組みで、出雲市の山陰パナソニックが2023年から支援しています。

山陰パナソニック・渡部幸太郎社長:
「わあ、これステキだなと思ってみなさんが手に取ってもらう。障害のある方の作品だから購入するということではなく、その逆ですよね。そういう世界を作っていけるとすごくいい世の中になるかなと思います。

今回の作品は、住宅販売などを手がける雲南市の「たなべの杜」が制作を依頼。山陰合同銀行の障害者の活躍支援の取り組み「チャレンジドまつえ」に参加する障害のある社員も制作に加わりました。

たなべの杜・河野潤社長:
3つの原案を頂戴して、すごく悩みました。わが社の経営理念とかものの考え方にいちばん合致している。

作品は、バッグやTシャツなどのデザインに使われるということです。山陰パナソニックは今後も、障害者だけではなく高齢者などにもアートを通じた支援を広げていきたいとしています。

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