清麗戦通算5期を果たし、永世称号の「クイーン清麗」の資格を得て笑みを浮かべる福間香奈清麗=大阪市福島区の関西将棋会館で2024年8月20日、新土居仁昌撮影

 将棋の第6期清麗戦五番勝負(大成建設主催)の第4局が20日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、女流5冠の福間香奈清麗(32)が挑戦者の加藤桃子女流四段(29)を118手で降し、対戦成績3勝1敗で3連覇を果たすとともに、通算5期となり、永世称号「クイーン清麗」の資格を獲得した。福間清麗のクイーン称号は、王座、名人、王位、王将、倉敷藤花に続き、自身が持つ最多記録を更新する六つ目となる。

 また、福間清麗は今期の防衛で女流棋戦の獲得タイトル数を59期に伸ばした。31日に開幕する第4期白玲戦七番勝負で西山朋佳白玲(29)に挑戦し、60期の大台を目指す。一方、加藤女流四段は3期ぶりの清麗返り咲きはならなかった。

 福間清麗は終局後、「清麗戦は新たに作っていただいた棋戦で、(クイーン清麗という)一つ結果を残すことができて光栄に思う」と喜び、六つ目のクイーン称号については「結果が幸いしていたところもあったので、(さらに)力をつけられるように頑張りたい」と語った。【新土居仁昌】

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