岡山市中心部で8月17日に開幕したおかやま桃太郎まつり。祭りの中心行事、「うらじゃ」踊りには2023年より8つ多い77の踊り連が集結し、伝説の鬼、「温羅」をモチーフにした独特の化粧と衣装を身にまとった踊り子約3200人が参加しました。
市内5カ所に演舞場が設けられ、熱い踊りを繰り広げました。
(参加者は…)
「自分たちが楽しむのはもちろん、見に来てくれる人にも楽しんでもらいたい」
2024年は23年11月にオープンした岡山芸術創造劇場「ハレノワ」が初めて演舞場となりました。ステージ用の照明による独自の演出が楽しめ、一時、入場制限をするほどのにぎわいでした。
(観客は…)
「中学生の時にうらじゃに出たが、外で踊るばかりで涼しいところではなかった。見る方も踊る方も快適に過ごせた」
(参加した人は…)
「観客が盛り上がってくれた。皆さんの力を借りて出られて良かった」
そして18日、メイン会場の岡山市役所筋では踊り連がパレード。沿道の観客を大いに沸かせました。
■市役所筋のパレード
1994年に始まった「うらじゃ」は2024年で29回目。コロナ禍では規模が縮小されましたが、時代とともに変化を重ね継承されてきました。
踊り連は24年で29回目の出場で、踊りを伝え続けてきました。
(29回目の出場 リサイクルダンサーズのメンバー)
「ずっと出ていて、僕は今年(24年)で10年目になるが、その前からずっと出ていて、伝統を崩さず、ルールは守って楽しく踊りたい」
■フィナーレとなる総おどりがスタート
総おどりには観客も踊りの輪に加わり、多くの人で会場の市役所筋を埋め尽くしました。
(参加した人は…)
「凄い一体感があって良いと思う」
「今年は楽しかった。その一言」
「初参加だが、こんなに楽しいと思っていなかった」
2024年のテーマは「伝」。1994年に始まった「うらじゃ」は2025年、30回目の節目を迎えるということで24年の盛り上がりを次の世代へ伝えたいとしています。
(主催した岡山青年会議所 大森将平理事長)
「今回の祭りを見て、踊り子も我々も観客も伝統と歴史を30回目に伝えられると確信した。その勢いで来年(2025年)はもっと盛り上がるうらじゃを楽しみにしている」
2024年のうらじゃの人出は23年より3万人多い35万人。多くの人が熱狂した2日間となりました。
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