キリスト教が禁じられていた時代の遺産などを調査しているグループが、研究や交流のため今年11月にバチカンやポルトガルなどに巡礼団を派遣します。

巡礼団を派遣するのは、かくれキリシタンの子孫や教会の関係者などでつくる「禁教期のキリシタン研究会」です。

今年11月に10日間の日程でバチカンやポルトガルなどを訪問します。(11月27日~12月5日)

ローマ教皇庁などを訪れ、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録への協力に感謝を伝える予定です。

ポルトガルでは大使館や大学で講演を行い、かくれキリシタンが受け継いできた祈りの言葉=「オラショ」による洗礼式を再現した映像を上映します。

禁教期のキリシタン研究会(上智大 名誉教授)高祖敏明 会長
「洗礼式を禁教下にあっても密かに子供に、孫に授けるということでずっと信仰が続いてきたんです。それがこの世界遺産の根っこのところにあるものなんです」

一行は潜伏キリシタンの歴史や思いを伝えてきたいとしています。

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