愛媛県新居浜市の県総合科学博物館で13日、ユニークなサイエンスショーが開かれました。「お笑い」と「マジック」と「科学」の融合です。

ダジャレを交えながら「科学の原理」でスプーン曲げを披露。神戸の高校で生物化学を教えている北野貴久さんは、全国で理科の実験ショーを開いています。

北野貴久さん:
「金属というのは曲げたり戻したりするとここがお疲れになります。みんなのお父さんと一緒です。金属(勤続)疲労」

このサイエンスショーは科学の不思議と楽しさを知ってもらおうと開催。北野さんがマジックを交えた科学実験を次々と展開しました。

ショーでは金属ナットに詰めた綿に火をつけ一瞬で2倍の大きさするマジックを披露。伝えたいのは「金属を熱すると体積が膨張する」ことです。

ほかにも発砲スチロールのカップは、圧力鍋に入れて3気圧分に高めたあと一気に空気を抜くと、急激な気圧の変化で膨張する実験も披露しました。

子どもたち:
「面白かったです。家でスプーン曲げたいと思います」
「圧力でかき氷のカップが膨らむのがビックリしました。帰ってやってみたいです」

北野さんは「科学を好きになってもらい、できないと思われていることにも挑戦する心を持ってもらいたい」と話していて、子どもたちは夏休みに楽しみながら科学の知識を学びました。

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