【北京=三塚聖平】日本映画を中国の映画ファンに紹介する「2024北京・日本映画週間」が18日に北京で開幕したのに合わせ、在中国日本大使館で19日、レセプションが開かれた。日中両国の映画・文化関係者ら約100人が出席した。
日本映画週間は北京国際映画祭の関連イベントの一環として26日まで開催している。日本で5月に公開を予定している松居大悟監督の「不死身ラヴァーズ」や、森達也監督の「福田村事件」など4作品を上映する。
不死身ラヴァーズに出演した俳優の青木柚さんは、レセプションで「中国に初めて来ることができてうれしい」と述べるとともに「撮影時は北京で上映させてもらえるとは思ってもいなかった。会場の熱気を感じて今後の日本公開をポジティブな気持ちで迎えられそうだ」と語った。
金杉憲治駐中国大使は、北京・日本映画週間について「日中間の映画交流をさらに活性化させるだけでなく、相互理解の増進と両国関係の発展につながる」と期待を示した。
中国では宮崎駿監督の長編アニメ映画「君たちはどう生きるか」が3日に公開されて興行収入を伸ばしている。一方で中国では日本の実写映画の認知度はアニメ映画と比べて十分に高まっておらず、ファン拡大が課題となっている。
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