集合写真撮影をする宝塚音楽学校第112期生=19日午前、兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(甘利慈撮影)

未来のタカラジェンヌを養成する兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(中西達也校長)で19日、第112期生の入学式が開かれた。40人が、憧れの宝塚歌劇の舞台を目指し第一歩を踏み出した。

中西校長は「『清く、正しく、美しく』の教えのもと、地道に努力を重ね、礼儀作法もしっかり身につけ、品格のある舞台人を目指してください」と訓示。宝塚歌劇団の村上浩爾理事長は昨年9月の劇団員女性の急死に触れ「歌劇団ではさまざまな改革、改善に取り組んでいるが、音楽学校でも時代に合った指導内容に見直しをしていく」と述べた。

答辞を述べる第112期新入生総代の今井咲さん=19日午前、兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(甘利慈撮影)

新入生代表として今井咲さん(千葉県出身)が「立派な社会人、舞台人となれるよう、自覚と誇りをもって精進して参ります」と抱負を語った。

新入生は宝塚歌劇の舞台を目指し、声楽やダンスなどの稽古に2年間励む。112期生の入試倍率は12倍で、平成12年以降で最低だった。

入場する第112期生=19日午前、兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(甘利慈撮影)

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