今年3月に78年の歴史に幕を下ろし、建物の解体工事が進んでいる福岡市最古の映画館「大洋映画劇場」(福岡市博多区)=通称「中洲大洋」=が、跡地で建設予定のビルで再開する計画があることが判明した。
関係者によると、新ビルは不動産大手「野村不動産」(東京)が開発する、地下1階、地上10階建てのオフィスや飲食店が入る複合ビル。3階に映画館ができる計画だ。ただ、資材価格の高騰などにより計画が変更になる可能性もあるという。今年12月に着工し、工期は2026年12月までを予定する。
劇場は1946年に設立され、52年に木造から鉄筋コンクリート4階建てに建て替えられた。建築から70年以上がたち建物の老朽化が進んだため、今年3月に映画ファンに惜しまれながら閉館。再開するかを含め、その後の計画は未定だった。【田崎春菜】
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