文化庁は23日、小浜市と若狭町の日本遺産「御食国若狭と鯖街道」を特別重点支援地域「日本遺産プレミアム」に全国で初めて選定したと発表しました。
         
「鯖街道」は、2015年に地域の歴史的特色を通じて地域活性化を図る、文化庁の「日本遺産」に認定されました。3年前には、その中でモデル地域となる「重点支援地域」にも選ばれています。
  
新設された「日本遺産プレミアム」は、さらに優れた地域が選ばれるもので、今回、日本遺産を生かした情報発信の整備や商品開発といった両市町の取り組みが評価され、全国で唯一の選定となりました。
 
23日は市民や町民、関係者が集まって選定を祝いました。地元では、地域活性化や観光振興の弾みになると期待しています。小浜市の担当者は「これまで地域で連携してきたことが高く評価されたことは、地域にとっても自信になる。引き続き継続し、推進していきたい」と話しています。
 
今後、文化庁による普及啓発で、日本を代表する「日本遺産」のモデルとして海外などへも積極的に発信されるほか、事業予算の優遇などが得られるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。